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屋久島ダイビング日記

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2009年 09月 14日

ベニワモンヤドカリの放仔!!!!!!!!!!!

【ポイント】  元浦 / 一湊タンク下   【 天気 】  晴れ   【 風 】  南東の風
【 水温 】  29~30℃  【透明度 】  30m  【 潮 】  若潮

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うぎゃぁぁぁ!!!遂に見れてしまった!!!いや見れるとも思っていなかったけど見てしまった!!!あのベニワモンヤドカリの放仔を!
夕方から潜り始めたけど気が付くと辺りは真っ暗になっていた。岩に1匹のベニワモンヤドカリがちょこんとのっかっていて何かそそられるものを感じたので写真に撮ってみると突如ヤドカリの歩脚の左脇からプランクトンが無数に出始めた。突然のことで一瞬なにか分からなかったけどすぐに放仔だと気が付いた。以前イソヨコバサミの放仔を見たときは貝殻を前後に揺り動かすように子供たちを放出していたけどベニワモンヤドカリの放仔は実に硬派だった。微動だにせずただ子供の旅立ちをジッと見守るのみ。うう~んちょっと地味?迫力には欠けたけど大好きなベニワモンヤドカリの放仔を見れたことは非常~に嬉しい!なんと言っても僕の愛器であるカメラの名前は「輪紋紅子」そうベニワモンヤドカリから取っているのだ!いや~素晴らしかった。時間にして20秒ほどだったけど感動は計り知れない。こんな出会いのために毎日飽きもせず潜っているんだろうな。

そして今日は他にも生態三昧!!!


ベニワモンヤドカリの放仔!!!!!!!!!!!_b0186442_22414720.jpg

日没前には以前喧嘩を見たコッカレルラスが今日は産卵をした!やはりオハグロベラに姿が似ているだけではなく産卵の時間も似ているようだ。オス同士の喧嘩があまり見られないのは生息密度が低いからでウジャウジャいたらオハグロベラ同様に盛んに喧嘩もするのだろう。
しかし求愛の仕方はオハグロベラに比べると情熱が足りないような感じ。メスの前でヒラヒラと泳ぐウェイブ・スイミングがほぼ見られない。もっと時間をかけて求愛してくれれば写真も撮りやすいんだけどな。

魚の生態観察では産卵の瞬間を見るのが目的ではなく産卵するまでに見られる様々な求愛行動こそが見ものだと思っている。それは写真の撮りどころも一緒で産卵の瞬間はもちろん素晴らしいけど、その前後の駆け引きこそ素晴らしいシャッターチャンスだ。


ベニワモンヤドカリの放仔!!!!!!!!!!!_b0186442_224273.jpg

シテンヤッコはタンク下では沖合いの方にいることが多くて日没間際に観察にはためらってしまうけど今日はバッチリ観察をできた。シテンヤッコの産卵を狙っていたわけではなかったけど沖に出るとあからさまに産卵しますよ~的な動きをするシテンヤッコが数匹いたので観察をすると予想通りすぐに産卵した。時間は日没直後くらいだけどまだ辺りはほんのりと明るかった。シテンヤッコも産卵自体はショボっと終わってしまったけどオスがメスのお腹を持ち上げるような動きのナズリングは見ごたえがあった。オスは産卵が終わると別のメスの下へ向かった。

まだ産卵しそうだったけど近くにはなんと、ネッタイミノカサゴが4個体も集まっていた!!!これはシテンヤッコどころではない!とターゲットを変えたけど大した動きはなくタイムアップ。窒素も空気ももう限界だった。そして気が付くと辺りは真っ暗、、、、。沖合いでのナイトはさすがにちょっと恐かった。


あっそうそう海は今日もキレイですよ!

あっそして、、、遂に台風が来てしまった。それもかなりでかい。。。
シルバーウィークが厳しい状況になりそうだ。。。。
今後の台風の動きから目が離せませんね。



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by yakuumi | 2009-09-14 23:29 | 一湊タンク下


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