人気ブログランキング | 話題のタグを見る

屋久島ダイビング日記

yakuumi.exblog.jp
ブログトップ
2010年 08月 03日

モンハナシャコの放仔が見れない訳。。。なるほど。。。

『屋久島ダイビングライフ』 【HP】
【ポイント】  クレーン下×2 【 天気 】 晴れ 【 風 】 東の風
【 水温 】  28~29℃  【透明度 】 15m 【 潮 】 小潮② 

モンハナシャコの放仔が見れない訳。。。なるほど。。。_b0186442_2064725.jpg
ヤッコエイとヒトスジタマガシラ 写真は昨日撮ったものです。

ゼロ戦周辺で良く見かけるヤッコエイとヒトスジタマガシラ。最初はタマガシラの代わりにハゲヒラベラがくっついていた。

さて今日も陽射しが強く海も穏やかでまさに海日和!!(元浦は風で波立っていたけど)
透明度は何故だかいまひとつ。いい加減に黒潮こないかな。。。

今日のゲストは廣川さん一家。わざわざ北海道よりお越しいただきました。
北海道は夏でも海に潜る気分にはなれないらしい。なので今日はのんびりスノーケリング!
穏やかな海に豊富な魚影で楽しんで頂けたようでした。小学生のフウト君は始めのうちは
慣れない海に苦戦していたけど1時間後にはすっかり海になじんでいた!凄いな~。
休憩をはさんだ後はお母さんと体験ダイビング!
耳抜きに少し苦労していたれど十分にのんびり潜れた。
各種ブダイの混成群(200~300匹!?)が列を成して目の前を通り過ぎる様子には僕も驚きました!
初めてのダイビングをご一緒にできて光栄です!北海道でライセンスを取ったら是非また潜りましょうね!!
それでは皆さんありがとうございました!!


モンハナシャコの放仔が見れない訳。。。なるほど。。。_b0186442_2073330.jpg
モンハナシャコ軍団(アンチゾエア幼生)

やられた。
完全に勘違い。。。
今まで甲殻類の放仔(ハッチアウト)は結構見てきたつもりだし、見たことがなくたって大体は時間帯も放仔方法も想像がつくと思っていた。
しかし甘かった。そんな単純な世界ではなかった。生命のありったけを使って産卵、孵化させる生き物は多い。
それだけにすべての生物にそれ相応の戦略と言うものが存在するのだった。

一昨日の夜にモンハナシャコのハッチアウトを狙って外した。そして昨日の日中にモンハナシャコの巣穴を覗くと卵がなかった。
つまり一昨日の深夜にモンハナシャコが巣穴から全身もしくは半身を乗り出して子等を大海へと解き放ったのだろうと想像していた。
そしてその想像図は頭の中では劇的で写真に収めたらきっと凄いぞ!とエロエロな妄想ばかりをしていた。
しかし現実は違かったようだ。

すべては上の写真が物語っている。

これは昨日の夜にどうしても納得できなかったので、未練がましくモンハナシャコの巣を再訪したときのもの。

蓋をめくるとなんとまだ卵を抱えていた。こいつらもジョーフィッシュのように卵を巣穴に隠すのか!!
と一瞬思ったけど、良く見ると違う。
巣穴の奥底は赤い液体の様なもので満たされていた。
そしてすぐに分かった。この液体の様なものは、、、孵化したモンハナシャコだ!!
まさかそうくるとは。
つまりに一昨日の夜に僕が帰った後そっと巣穴で子供たちを解き放ったのだろう。
もちろん子供たちは巣穴から飛び出したわけではなく、底で大海へ出る準備を整えていたのだろう。
なんて穏やかな。。。

モンハナシャコのハッチアウトを撮るために一体何日間ナイトしたんだろう、、、。
ちょっといやかなり残念ではあるけどまたひとつ謎が解けたと思えばこの苦労も報われるか。。。

いや~非常に複雑な気分だなぁ。


モンハナシャコの放仔が見れない訳。。。なるほど。。。_b0186442_2075392.jpgモンハナシャコの放仔が見れない訳。。。なるほど。。。_b0186442_2081020.jpg
キッカサンゴ

昨日も気がつくとサンゴが産卵していた。20:42
大きめの卵の集まり(バンドル?)がフワフワと数えられる程度に漂っていた。
しかし確認できたのはこのキッカサンゴのみだった。



『屋久島ダイビングライフ』 【HP】

by yakuumi | 2010-08-03 21:34 | 一湊タンク下


<< ルリホシスズメダイ幼魚!      キリンミノ産卵!サンゴ産卵!!... >>