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屋久島ダイビング日記

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2010年 10月 17日

オヨギトラギス見っけた!~屋久島と伊豆での生物生息水深の違い~

『屋久島ダイビングライフ』 【HP】

【ポイント】  タンク下  【 天気 】  曇り時々晴れ  【 風 】 北東の風
【 水温 】  26.2℃  【透明度 】  25m  【 潮 】  長潮

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オヨギトラギス

でたでた!トラギスなのに泳いでる!!
名前はそのまんまオヨギトラギス!図鑑にもトラギスの仲間には珍しく遊泳性と書いてある。
タンク下の30mくらいからはハワイトラギスが優先種でそこらじゅうで見られる。ハワイトラギスも遊泳性が
あるとは言えないまでも見かけるとホバリングしていることが多い。今日も皆フワフワしていて楽しげだった。
しかしカメラを向けると皆、着底してしまう。フワフワしている方が絵になるんだけどな。。。
そんな感じで悩んでいると1個体だけスイスイ泳ぐトラギスがいた!こ、、、、こいつがオヨギトラギスかっ!!
実は初見だったりする。いや~素敵なトラギスでした(笑)

こいつの存在を知らない人が見たらきっとトラギスだとは思わないんじゃないだろうか。

オヨギトラギス見っけた!~屋久島と伊豆での生物生息水深の違い~_b0186442_20363843.jpgオヨギトラギス見っけた!~屋久島と伊豆での生物生息水深の違い~_b0186442_203655100.jpg
ハワイトラギス / コウライトラギス

そして今日の2番目のヒットはコウライトラギス、、、、、!
コウライトラギスといえば伊豆では超が付く普通種で夕方に安全停止がてら産卵が見れてしまうお得なトラギスだ。
しかしあまりにも伊豆では多いため視野に入ってもそのうち脳が認識を拒否するようになってしまう。。。
そのせいか屋久島で認識するのは初めて(笑)でも思い返せば何度も見ているような気がするし、そうでないような気もする。。。まぁどっちでもいいか。
さらにどうでもいいことにコウライトラギスの生息水深はなんと30m以深!!なんとっ!!
何でこの水深でコウライトラギスを撮らなきゃいけないんだ、、、とか思いながら1枚だけ撮らせてもらった。
伊豆の普通種は屋久島では深場でほんの少しだけ見られる」これはコウライトラギスにも当てはまるようだ。

ちなみにノーマルのウツボもやや深いところ(20m以深)に多い。クロイトハゼは30m。ミズタマウミウシもカンナツノザヤも30mくらいからだ。そしてイシダタミヤドカリもイボアシヤドカリも見たのは25m~35mの間だった(笑)

きっと屋久島の深場は温帯種に気持ちのいい水温なのだろう。

いや~海ってほんと面白い!!

オヨギトラギス見っけた!~屋久島と伊豆での生物生息水深の違い~_b0186442_20574132.jpgオヨギトラギス見っけた!~屋久島と伊豆での生物生息水深の違い~_b0186442_20575876.jpg
タテスジハタ幼魚 / ハナゴンベ幼魚
そうそう沖へ向かう途中に大事なことを思い出したのでちょっとだけ寄り道をした。
屋久島では超の付く珍種タテスジハタをもう少し撮っておかなきゃならなかった。
パッと見はどう見てもスズメダイだけど良く見るとハタっぽい。
近くにはタンク下では珍しいハナゴンベの幼魚もいた!

夕方にはニシキカワハギ、ウォッチングをしてきた。

それではまた!!

『屋久島ダイビングライフ』 【HP】

by yakuumi | 2010-10-17 21:03 | 一湊タンク下


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