『屋久島ダイビングライフ』 【HP】
【ポイント】 タンク下 【 天気 】 晴れ 【 風 】 北西の風
【 水温 】 22.9℃ 【透明度 】 15~25m 【 潮 】 若潮
インドアカタチ
2年前にタンク下の浅場で1個体確認して以来だ。
そして、今回はなんと、、、、ペア!!
2年前に出たときはイレギュラーな流れ者程度の扱いだったけどペアともなると
種としての重みが増す!!屋久島にもっと適度な泥地があればたくさん現れるのかもしれない。
言うまでも無く撮影意欲が沸騰した!
でも聞いていた通りシャイな子達で1m以内の距離に入るとすぐに引っ込んでしまう。
ストロボが光ると引っ込んでしまう。
身体を地面に擦り付けて、息を殺して、ストロボを最弱にしてゆっくりと近づく。
20分くらい戦ったのち5、60cmくらいの距離まで近づくことができた!
しかし、、、改めて撮った写真を見てみると一番最初に遠目から撮った絵が一番良かった。
この苦しい20分は一体なんだったんだろう。。
でも、この駆け引きにこそが生態観察&撮影の醍醐味なのかもしれない。
インドアカタチの撮影を終えてフラフラと泳いでいると薄闇の中ベラの様なものが中空でホバリングしていた。
おや?と思い近づくとそれは二手に分かれて勢いよく着底。
これは、、、ベラじゃない!まさに産卵の瞬間を迎えていたセソコテグリだった!!
時間は18時54分。
ネズッポ科の産卵は複数回続くことが多いので、産卵を終えたオスをそのまま追って見た。
そのうち移動範囲が狭くなって同じあたりをウロウロしだした。
目を凝らして辺りを探してみると目の前にメスがいた!!
写真でみるとこんな派手なのに見つからないものです。
こうなると後は早い!
軽~く求愛したかと思うとすぐに産卵体勢に入った!
オスは自分の胸鰭にメスを乗っけてゆっくり上昇していく。
上昇時間は思ったよりも長く30秒くらいはあったと思う。
高さは約1m。去年何度か見たコウワンテグリよりも時間は長く、上昇は高かった!
肝心の産卵&放精の瞬間はピンボケ。。。
上の写真の状態が長く続いた後、メスが尾鰭を持ち上げると産卵開始のようだ。
見ているときは興奮してて気がつかなかったけど連続写真でみると良く分かる。
水温が上がってより一層海の中が活気付いてきた!
ほんと楽しい季節になったな~。
それではまた!!
『屋久島ダイビングライフ』 【HP】