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屋久島ダイビング日記

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2011年 07月 05日

アカウミガメNo,82896

『屋久島ダイビングライフ』 【HP】


【ポイント】   一湊タンク下×2  【 天気 】  雨時々曇り  【 風 】 南西
【 水温 】  27℃  【透明度 】  20~30m  【 潮 】  中潮②

アカウミガメNo,82896_b0186442_23234698.jpg
昨日の日没頃に出会ったアカウミガメ

昨日の話です。
去年のデータからするとマルハナガタサンゴの産卵日の可能性が高かったので潜ってみた。
海はやや時化気味だったのでこんな時はサンゴも警戒するらしい。それに今年は全然チョウチョウウオが
集まってこないのでダメだろうと思ってはいたけどやっぱりダメだった。
この期待感のなさはなんだろう。やっぱり満月の後に産卵なのかな?
今回は日時こそ去年と一緒だけど月が違う。今は新月後の中潮だ。

そんな時にこのアカウミガメに出会った。タンク下では珍しい!
背中には緑藻がモッサリと付いていて年季と迫力が感じられる。

そして脚にはお約束のタグが付いていた。Noは82896だ。

ちょっと話がそれるけど、、、。

この情報は一体どれくらい役に立っているのだろうか?
タグは上陸すると左前脚と右後脚(だったかな)の2箇所に打ち込まれる。
その時ウミガメは激しく抵抗する。痛そうにもがく。。。
これを産卵途中のアカウミガメに打つこともある。(実際に見た)
そうすると当然ウミガメは産卵を止めてしまい海へ帰ってしまう。
一体ここまでするこのタグはどれくらい有効に使われているのだろうか??
タグ打ちをしている人たちに良く聞いているけれど上辺だけの回答しかもらえない。
まぁ主には回遊ルートの調査、、、それってまだ必要なのだろうか?
一体どれほど役に立っているのだろうか?誰か教えて欲しい。
調べた限りでは実際にタグはつけているけれど積極的に有効活用はされていないと言うこと。
(もちろんウミガメを保護する上で物凄く重要な情報が得られているのかもしれないけど?)

これについてはこの2年くらいず~っと考えているんだけど、、、。

水中で見かけるアカウミガメのメスにはことごとくこのタグが取り付けられている。
それは黄色く目立ち、保護色で身を隠すものにとってはかなり致命的だ。

そして海という大自然の中でこのタグ付きのカメを見るとガッカリしてしまう。
これは完全に僕の主観だけどガッカリしてしまうものはしょうがない。とっても残念だ。

何よりも嫌なのはこれがウミガメの保護という観念から行なわれていること。
これはもう少し考える必要のあることなのではないだろうか??

おっと、話がそれすぎてしまった。。。

アカウミガメNo,82896_b0186442_23241355.jpg
ミツボシクロスズメダイの卵守り
砂地の石に産む個体は綺麗に産卵床を作る。
(サークルの中心にある石に卵がびっしり付いている)
卵はもうハッチアウト寸前だった。
その後キリンミノの産卵を確認!同じ場所なので前回産卵を確認したのと同じ個体(大きい方のメス)
前回が6月29日で昨日が7月4日なので丸5日間で再び産卵したということだろう。


今日は雨!!
そしてここ数日、南西の風が強く一湊湾内は微妙に時化!
地元ダイバーのお二人には天候も海況も良くないのでまた今度にしてもらった。
なので河野さんと二人でまったりビーチ!
ガンガン流れているところも大好きだという河野さんだけど屋久島のまったり具合も気に入って頂けたようだった。

今日はありがとうございました!!
また遊びましょうね~!!


『屋久島ダイビングライフ』 【HP】

by yakuumi | 2011-07-05 00:11 | 一湊タンク下


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