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屋久島ダイビング日記

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2013年 03月 19日

サンゴトラギスの産卵とアオスジテンジクダイ口内保育

『屋久島ダイビングライフ』 【HP】

【ポイント】  タンク下 / タンク下   【 天気 】  晴れ  【 風波 】 南西1,5m
【 水温 】  22℃  【透明度 】  20m  【 潮 】 小潮

サンゴトラギスの産卵とアオスジテンジクダイ口内保育_b0186442_23371829.jpg
アオスジテンジクダイ
ここの所暖かい水温が続いているせいか魚達はみんなそわそわしている。
先週あたり浅場で見たときには卵咥えていそうだな~?と思いながらも確認できなかった
アオスジテンジクだいだけど今日見た深場にいる子達はみんな咥えていた!!
おお~今年初の口内保育だ~!初物はやっぱ嬉しいなぁ。
アオスジテンジクダイは上から見るとV字のラインが入っていて、これまた嬉しい!


サンゴトラギスの産卵とアオスジテンジクダイ口内保育_b0186442_23381561.jpg
サンゴトラギス
夕方エントリー口の整備作業を終えてもう1本潜って見た。
先日トラギスを追っていた時にお腹が大きい個体も多かったので産卵してそうだな~と思ったので
今日はサンゴトラギスをじっくり観察。
しかしじっくりもなにも観察から数分であっさりと産卵が見れてしまった(笑)




サンゴトラギスの産卵とアオスジテンジクダイ口内保育_b0186442_23383189.jpg
流れ的にはオスが縄張りを巡回しながら小高い石の上でシグナルジャンプをしてメスにアピール。
そしてそれを見たメスはちょっとずつ近づいてくる。
そこでオスはメスにアタック!!
いよいよ産卵か!?と思うけどオスはあっさり振られる。。。
しばし様子を見ていると、今度はメスがシグナルジャンプの様な行動をとる。
それを見たオスは瞬時にメスの元に飛んでいく。
そう、今回見ていて分かったのはオスがメスにアプローチする時はことごとく振られて
メスがオスを誘ったときは一瞬で産卵になるということだ。もちろんこれが全てではないけど
基本的にはメスが主導の産卵なのだろう。

オスはメスの元にたどり着くとピタッと寄り添い写真↑の状態へなる。
そしてこのまま急上昇して産卵だ~!!



サンゴトラギスの産卵とアオスジテンジクダイ口内保育_b0186442_23385553.jpg
産卵直後のサンゴトラギス
って、早っ!!!
電光石火の産卵で一瞬でファインダーから外れてしまう。。。
写真は産卵直後で猛スピードで海底へ降りていく所。僅かに見える白いもやの様なものは卵。
あと数瞬早ければ、産卵の瞬間を収められたのにな~。。。

でも大丈夫!
トラギスも多くの魚同様にハーレムを作るので、一度見れれば連続して産卵が見られるはず!
そう思ってオスを追いかけていると、すぐさま2度目の産卵!

おお~来た来た来た~!!!



サンゴトラギスの産卵とアオスジテンジクダイ口内保育_b0186442_2339831.jpg
産卵直後のサンゴトラギス
あれ??
やっぱり追いつけない。。。
離陸直後のダッシュが早すぎる!
それに合わせてカメラをついつい勢い良く振ってしまう。
そうするとこんな絵が撮れる。
ピントはあってないし、構図も取れない。まぁ卵が移っているのがせめてもの救いかな!?
結局4回見れたけど決定的瞬間を収めることは出来なかった。
手ごわいな~まったく。


と思っていたら最後にもう一回産卵しそう!!
きっとこれがラストだ。
準備は万端。気合を入れて撮るぞ~!!
って思っていたけど、、、。


サンゴトラギスの産卵とアオスジテンジクダイ口内保育_b0186442_23392254.jpg
産卵直後のサンゴトラギス
気が付くと終わっていた。。。
グダグダだな(笑)
う~ん手ごわすぎるぞ。サンゴトラギス!!

それでも、伊豆でよく見ていたコウライトラギスよりは幾分産卵スピードは遅かった気がする。
これに懲りずにまた挑もうと思う。

ではではまた!


『屋久島ダイビングライフ』 【HP】

by yakuumi | 2013-03-19 23:35 | 一湊タンク下


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