『屋久島ダイビングライフ』 【HP】
【ポイント】 タンク下 / タンク下 【 天気 】 晴れ 【 風波 】
【 水温 】 22℃ 【透明度 】 20m 【 潮 】 中潮

ノコギリハギ
ワクワク感が止まらない!
春は日々海が活気付いていくのを感じられる。盛り上がりで言ったら夏の方が
凄いはずだけど、今の時期の爆発力と言うのか期待感はこの時期の方が上だろう。
楽しさってのは目に見えるものだけじゃない!
このワクワク感は楽しさを倍増させてくれていると思う。
さて今日は朝からノコギリハギの求愛が激しかった。

1時間以上追いかけても産卵は見ることが出来なかったけど、オス同士のケンカやメスへのアプローチはなかなかの見応え。

メスに求愛するノコギリハギのオス
ケンカする時と求愛するときにオスの体の模様は際立つ。
普段見ているノコギリハギとは別物に見える。
この本気モードを見てしまうと追いかけずにはいられなくなってしまうんだなぁ。

ノコギリハギのメス
オスとメス2個体ずつ見られた。
ケンカなどせずに2つのペアを作ってしまえばいいと思うんだけど、合理的にはならないのが恋の世界。
どこの世も一緒なんだな~(笑)
しかしこのメスお腹も産卵口もほとんど出てないな。。。
こんだけ激しい求愛劇があっても産卵しないとかあるのかな??

婚姻色マックスのオス
11時くらいまで追いかけたけど一向に産卵の気配なし!
エアも少なくなってきてお腹が痛くなってきて、、、退散!
生態観察は体が冷えるな~。
でもやめられないんだな~これが!!

カモハラギンポもノコギリハギに負けないくらい熱かった。
オス同志が集まりディスプレイをしたりテリトリーを回ったりしていた。
順位付けでもしているかのように見えたけどどうなんだろ?
メスはまだ卵を守っていなかったけどこちらも繁殖期に入っているようだ。

ミッキー(フクロツナギ)に付くヒメイカの仲間
こちらは夜潜りの写真。
ヒメイカは世界最小のイカで体長1cm程度!
でもヒメイカにも何種類かいるようで写真の個体はその仲間だ。
遊泳時には体の後端が2つにとんがる。
海藻やらカイメンやらに背中の付着器でピットりとくっついているのを見かけるが
今日は最高のホストにくっ付いていてくれたので大興奮!!
多くのテンジクダイ科仲間の繁殖期も始まったようで、アオスジテンジクダイやスダレヤライイシモチやオオスジイシモチなどなどの口内保育も見られた。
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