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屋久島ダイビング日記

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2013年 06月 10日

キンセンイチモチ(ライン型)遂に産卵!

『屋久島ダイビングライフ』 【HP】

【ポイント】  タンク下 / タンク下  【 天気 】  曇り  【 風波 】 東
【 水温 】  24,5℃  【透明度 】  15~30m   【 潮 】 大潮

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キンセンイシモチ(ライン型)
一昨日は早く潜り過ぎたのか、産卵を見ることが出来なかったので、今日は逸る気持ちを抑えて
6時30分にエントリー。
満潮ということもあり水深が16mと深く、1時間の観察で減圧がボチボチ出てしまった。

(あっちなみに昨日は激しすぎる雨で海がまっ茶色。なので久しぶりにお休みでした。)


キンセンイシモチは一昨日と同じように、アクビをしたり、じゃれ合ったりしているけど、なかなか産卵はしてくれない。
肝心の産卵口はちょっと出ているような、そうでもない様な、、、なんとも曖昧な感じ。

は~今日もダメか~。
と諦めるにはまだ早い!
だってまだ7時30分だし(笑)
今日の僕は気合が違う!!


陸に戻っても気が気ではない。
今にも産卵してしまうんじゃないかとそわそわ。
いったん心を落ち着けようとコーヒーを買い、海を眺めながらおいしく頂く。
さて、、、たっぷり休んだし、いきますか!

ダイコンを見てみると、、、水面休息16分の表示、、、、。
ぬぬぬ。

さすがに早いか。
落ち着け。落ち着くんだ~!

こんな時は瞑想に限る。

本場インドで学んだ瞑想術で心も身体もリラックスさせる。
海の音を聞きながらたっぷり1時間は自分の内なる世界を旅しただろう。

ダイコンを見ると、、、水面休息21分、、、、、、、。

なぜだぁぁぁぁ。完璧な瞑想だったはずなのに。
きっとダイコンが壊れてるんだ!

これ以上休むのは逆に身体に悪そうなのでボチボチ準備して向かった。

そんなにソワソワしていたのに、途中で見たこともない真っ赤なカエルウオに出会い立ち止まる。。。



キンセンイチモチ(ライン型)遂に産卵!_b0186442_13512556.jpg
結局1本目の最後の観察から1時間後の8時40分に現場へ到着した。
恐る恐る見てみるとまだ産卵してない!

しかし、これはもしかして産卵は、まだまだ先ということだろうか??

なんてことが頭をよぎった瞬間にこのV地体勢に入った!
きた~!!!


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あっという間に卵が出てきた!


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オスが後ろに回りこんでパクっ!

やった~遂に見ることが出来た。
長かったなぁ~。
予想よりも随分と遅い時間ではあったけどキンセンイチモチ(ライン型)の産卵はやっぱり朝!
もちろん他の時間でもやっていることはありそうだけどスジオテンジクダイ(キンセンイシモチ・ドット型)
とは大きく異なる生態だ。まぁ種類が違うんだから当たりませだけど(笑)

本家キンセンイシモチ(ライン型)の産卵写真としては初記録かな!??
いずれにしろ悩みながら地道に向き合ったこの時間が掛け替えのないものとなった。

めでたしめでたし。


では、終わらな~い!!!

ここからが、産卵よりも、もっと痺れた!!
教科書には書いていない、驚きの行動。。。。。


キンセンイチモチ(ライン型)遂に産卵!_b0186442_13524521.jpg
溢れんばかりの卵を咥えたオスは、その卵を口の中に収めるために何度も咥えなおす。
それを優しいまなざしで見守る母親。
生んだばかりの卵だし、さぞ愛おしいことだろう。

と、まっとうな感覚では思うんだけど、そうじゃない。
この母親は自分の生んだばかりの卵を狙ってる!

オスが卵を咥えなおす度に卵に襲い掛かる。
周りにいたキンセンイチモチも加わって、オスは逃げながら卵を守る。


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そしてその2分後、遂に母親が卵にかぶりついた!!!
うわ~すげぇ。。。自分の子供食べちゃった。(個体識別はしたのでまず母親で間違いない)

一体これをどう理解していいのだろう。
せっかくひとつの観察を終えてスッキリした所なのに、めちゃくちゃモヤモヤしてきた、、、(笑)

この前ゼロ戦でクロホシイシモチの産卵を観察したときのことを思い出した。
産卵を観察できて喜んだのは僕だけではなかったのだ、周りにいたクロホシイシモチ10個体以上が
一気に襲い掛かった!!
どう見ても皆、卵を狙っていた。。。

しかしこの時は、他のペアが生んだ卵なので、なるほど~と感心したけど、今回は生んだ本人だからなぁ。

あ~気になる!
自然ってのはなんて不思議がいっぱいなんだろう。
少し分かったと思ったら、その何倍にもなって謎が出てくる。

まったく、たまりませんな。



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『屋久島ダイビングライフ』 【HP】

by yakuumi | 2013-06-10 14:39 | 一湊タンク下


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