『屋久島ダイビングライフ』 【HP】
【ポイント】 タンク下 / タンク下 【 天気 】 晴れ 【 風波 】
【 水温 】 25℃ 【透明度 】 30m 【 潮 】
おわっ。
気がつくと11月も随分と過ぎてる。
サンゴヤドリガニ、またはその仲間
今日は囚人ガニと呼ばれるユニークなカニ特集!
ちょっと前にブレイクしたアシビロサンゴヤドリガニと似た仲間だけど、
こちらの方がカニ自体は地味。
そのせいで人気がないのか、そもそも認識されていないのか。
でも僕は妙にこいつが好き。
それに真剣にとってみると、なかなか綺麗じゃないか!
生態も面白いし文句なし!
このカニはサンゴの穴に住んでいる様に見えるけど、
なんとサンゴをコントロールして家を作ってしまう。
コントロールといってもただそこにいるだけ。
このカニがサンゴに付着すると、周辺のサンゴが異常増殖をして
カニを取り囲むように成長するらしい。
いずれ外からはカニが見えなくなるくらいにサンゴが成長してカニは囚われの身となる。
囚われるのはすべてメスで、オスはメスの数分の一のサイズで、自由生活をおくり、
繁殖の時になるとメスの元にやってくると言われている。
そんなわけで、今回の写真は恐らく全てメス。
しかし本家サンゴヤドリガニではない可能性が高いので、
この解説の生態もかなり怪しい。
まぁ当たらずとも遠からずと言ったところだろうか。
ハナヤサイサンゴのポリプをツンツン
穴が塞がらない様にしているのか、エサなのか、なんだろう。
ペアのようにも見えるし、前述の解説からするとペアではないはず。
む~ん。
このカニたちに出会うことができたのは、ある本のお陰。
「エビ・カニの繁殖戦略」 平凡社 武田正倫著
1995年初版の古い本だけど、甲殻類の魅力を面白く、そして分かりやすく解説してある。
久しぶりに少し読んでみると、これまた「なるほど~」となる。
つまりほとんど忘れてる!
また読まなきゃ。。。