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屋久島ダイビング日記

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2018年 10月 04日

無残な海底。それでも海はマイペースに。

10月4日(木) 雨
タンク下ーゼロ戦
東の風・波4-5m
水温26-27℃ 透明度20-30m

昨日、今日と台風24号の爪痕を確認。
間違いなく過去10年で一番酷い。
慣れ親しんだ海底景観が一変した姿に胸が痛んだ。
隠れ家を失ったキンチャクガニがトコトコ歩いている姿が印象的。

しかし明日からは今年一番の団体さんがくる。
落ち込んでばかりもいられない!
迫り来る25号にも臆さずにやってくる皆んなのためにも
今紹介できる最善を尽くさねば。
前回の台風から船は繋がれたままで、船は出せないし
波は高いけど、雨さえ無駄に降らなければ潜れるはず。
今日も見た目は茶色かったけど海底は青かった。

初めは海の光景に胸を痛めたけど、
水中の生き物たちは悲しむ様子はなく
ただ懸命に生きていた。
無残な海底。それでも海はマイペースに。_b0186442_22015847.jpg
半壊したウスサザナミサンゴ群落。
一部が土台ごと崩れて、それが転がると被害が拡大する。


無残な海底。それでも海はマイペースに。_b0186442_22015993.jpg
サンゴの隙間ではいつもの亀の姿。
カメがいっつもこの場所で休憩するから
サンゴもカメのためのスペース作るようになった。
(割れやすい花びらのようなサンゴが扁平になった)

無残な海底。それでも海はマイペースに。_b0186442_22015941.jpg
水面の茶色と海の青が不思議な景色を作り出した。
そこへ秋らしキビナゴの群れが覆う。
無残な海底。それでも海はマイペースに。_b0186442_22015968.jpg
心配していたゼロ戦は健在。
だいぶ埋まっていたけど。
それに木や木の葉が多量に溜まっていた。







by yakuumi | 2018-10-04 22:47 | 一湊タンク下


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