2019年6月26日(水)
雨 南 小潮3
水温23.5℃ 透明度20-25m
この前の満月以来ずっと夜な夜な潜りサンゴの産卵を
チェックしていました。
気がつくと屋久島で丸10年。(今年10周年だった!)
屋久島に来た頃はサンゴに馴染みが薄く、
海藻やソフトコーラルの方が好きだった。
年々サンゴ愛が深まって今ではすっかりサンゴが大好き!
これまでオオハナガタサンゴやマルハナガタサンゴを筆頭に
イシナマコ、コモンサンゴ、キクメイシ、リュウモンサンゴ、ノウサンンゴ
スリバチサンゴ、ハナヤサイサンゴなどなど、かなりの種類を見てきたのに、
いまだにエダサンゴの産卵を見たことがなかった。
原因は観察しやすいところにエダサンゴがない、ということなんだけど、
いい加減なんとかしなキャ!と思い全力で調査に明け暮れました。
過去に渡嘉敷のビブジョーの番田さんや
沖縄スローライフの世界のヤスさんにも詳しく教えてもらったので、
そろそろ報告しなくてはと焦っていたこともある。
屋久島では夕方に大規模産卵するオオトゲサンゴ科が
これからも一番の押しであることは変わらない。
なんせチョウチョウウオの残酷なまでのもうアタックは
他地域では聞いたことがないから。
それでも夜遅くにひっそりと、しかし大規模に産卵した
エダサンゴの産卵は、きっと一生忘れられない思い出。
サンゴに関する資料と一部同定をしていただいた
大久保さま、深見さまありがとうございました。
画像は10日間で撮ったサンゴの産卵とおまけ写真です。
ハナガササンゴの仲間・放精
ハナガタサンゴ類の大規模産卵始まり
200匹近くのチョウチョウウオが狂乱状態となる。マルハナガタサンゴはチョウチョウウオに突かれすぎて(ポリプ自体を食べられて)一部が死んでしまったほど。 オヤユビミドリイシの産卵
ホソエダミドリイシのバンドルセット
コユビミドリイシを食べるオニヒトデ
ナンヨウミドリイシ産卵
オニダルマオコゼ産卵直前!?
目標はいくらでもある。
まだまだ未知の生態がたくさん待っている。
バンドルとニザダイ科の幼生
ひとまず最終日となった今日はサンゴの産卵を確認できず。
代わりにクマノミのハッチアウトを見てもらった。
そして明日は手堅いジョーのハッチアウト!
観察がしやすい子なので結構確信がある。
ってあと4時間後だ、早く寝なきゃ。
〜ナイト強化日程〜
来月7月23、24、25日はオオトゲサンゴ科を狙って潜ります。
6月が予定通り大規模産卵だったので、スケールは小さいかもしれませんが、
何かしら見れると思います。