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屋久島ダイビング日記

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2019年 10月 22日

タカサゴスズメダイの産卵

2019年10月22日(火)
晴れ 南東風・波2m
水温26.4℃ 透明度20-30m

台風20号?は台風?熱低?ていどで通過し少しのウネリを
少し残しただけに終わった。
晴れると5mmウェットでも暖かいけど
悪天候だとドライでも良いかも。

先日、芽瀬でタカサゴスズメダイの産卵を観察した。
はっきり言って地味なスズメダイだ。
怪しい動きをしていたので紹介したものの
粘って観察するかどうか悩ましい状況。
それでも好奇心に負けて5分くらいゲストと一緒に遠目から
観察していると産卵が始まった!
最初は産卵どこを口でクリーニングしていて、
そのうち警戒心も緩んだ頃に産卵が始まった。
その一連の動きはとても説明しきれないけど、
とても楽しかった。普通なら写真を撮ってもらえない様な
スズメダイだけど、4日間で一番のフラッシュを浴びたかもしれない。
そう、これが生態観察の魅力だだろう。
どんなレアものも、こういった生態行動の前では霞んで見えてしまうものだ。

タカサゴスズメダイの産卵_b0186442_22382661.jpg
タカサゴスズメダイのオス(手前)メス(奥)

タカサゴスズメダイの産卵_b0186442_22382673.jpg
タカサゴスズメダイ産卵行動(メス・左)
タカサゴスズメダイの産卵_b0186442_22382657.jpg
アオバスズメダイ
10年前は2、3個体の幼魚が現れては消えるだけだったけど、
年々その数が増えてきている。今年は10数個体現れたし、
随分と大きく育っている。
大きな群がりができる日もそう遠くないかもしれない。


タカサゴスズメダイの産卵_b0186442_22382688.jpg
クロスジツツボヤ
水温が下がって急激に増えてきた。
僕が水中で寒いな〜と感じ始めたのとほぼ同じタイミング。
カレンダーもないのに生き物たちは、なんて律儀に
変わってくのだろう。
今年も先が見えてきた。

ではでは。




by yakuumi | 2019-10-22 22:59 | その他


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