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屋久島ダイビング日記

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2019年 11月 23日

大隅諸島・硫黄島の海 -サンゴ調査より-

硫黄島
2019年11月21-22日
雨 東風・波3m
水温22.5℃ 透明度1-25m

今年も三島のサンゴ調査にやって来ました。
モニ1000と呼ばれる100年間継続される公の調査です。
三島(みしま)は竹島・硫黄島・黒島の三島のことを言います。
いつもまとめて紹介してしまうので今回は島ごとに分けて写真多めでご紹介。
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今日は硫黄島編!
鬼ヶ島と言われるほどに猛々しい雰囲気で人を寄せ付けません。
2週間くらい前に噴火して話題になったかな。
ちなみに一番有名な激戦地となった硫黄島ではありません。
わかりやすい表現ではこっちは薩摩硫黄島。
山の中腹や山頂からは常に硫黄が噴き出していて植生も薄い。
なんとも荒々しい雰囲気。


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こちらもサンゴは例年並み、というか元気一杯。
あちこちでサンゴの争いが勃発していた。
ムラサキコモンサンゴがエダサンゴを飲み込んでいた!!
さらに次のエダサンゴへと忍び寄る、、、。

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同じサンゴ群体の別の部分では別のサンゴを襲っていた。
まるで押し寄せる津波のよう。

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こちらも同じサンゴ群体の中腹。
こんな枝状に伸びるサンゴではないので何かを被覆して
結果としてエダサンゴのような形になったと思われる。
このムラサキコモンサンゴにはカンザシヤドカリやイバラカンザシも
付きやすくこのサンゴ一つだけでも十分に楽しい観察ができる。
大きな自然環境を理解する上でも、こうしたマクロ的な生き物たちの
関わりあいを理解することも大事だと思う。

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こちらもせめぎ合うサンゴ。
白い部分は病気なのかストレスなのか気になるところ。

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これはホワイトシンドロームと呼ばれるサンゴの病気。
細菌によるサンゴの侵食であるとされている。
写真左側は死んで藍藻類に覆われている。右はまだ健全なサンゴ。

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硫黄島は竹島と同じくは鬼界カルデラの外輪山にあたり
急峻な地形となっている。少し沖へ出るとグングンと深くなる。
ピグミーのつく立派なウチワが並んでいた。
これもサンゴの仲間(八放サンゴ)ではあるが、
上記の造礁サンゴとは性質と構造がちょっと違う。

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強風の中ドローン撮影
山の上に出た途端ドローンがフリーズ!!!
帰ってこないかと思った(笑)
なんで空撮をイマイチ堪能できなかった。
硫黄島の特徴は何と言ってもこの海の赤さ!
温泉水が湧き出して水酸化鉄になることでこの色になるのだとか。

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硫黄島港の入り口。
風向きによって毎日表情が変わる。
今日は風に押しとどめられて境界線がはっきりしていた!

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綺麗だけど、流石に潜る気になれない。。。
透明度2mmくらいじゃないかな。。。

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こちらは日本の秘湯ランキング2位に輝いたという
東温泉、酸度2のウルトラ渋い温泉。
ここで呑む温泉ビールが幸せ。

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翌日の朝一でその辺りに潜ってみた。
硫黄のモワモワは海水より重いようで下へ下へと流れていた。

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近くの岩は酸化鉄の泥を被ってこんな状態。
でも栄養はありそう。

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イボヤギと硫黄水!

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ツバメウオと!

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ダイバーと硫黄水!
色の濃いエリアでは水面近くに溜まっていた。
潜り方は難しいけど、かなりエキサイティングなこと間違いなし!


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インドオキアジ!
これまた嬉しい〜!!
屋久島では見たことないアジ!!
これ密かに見たかったの(笑)


ここから海が牙を剥き始める、、、。



2年ぶり2回目となる
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詳しくはリンクからどーぞ。
かなりいい感じに仕上がってきましたよ。



by yakuumi | 2019-11-23 20:55 | モニ1000


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