6月14日 /晴れ
シトコ
水温25℃ 透明度30m
数日前ですがサンゴが産卵しました。
屋久島のサンゴたちは種を変えながら6−10月くらいまで産卵します。
今回が始まりで、来月が屋久島的にはピークですね。
一番遅いので確か10月中ごろだったかな。
そして面白いことに屋久島では満月ではほとんど産卵が見られない。
世間一般では満月の夜に、、、神秘的な、、、、。
なんてイメージだと思うけど、実際は全然違う。
でも神秘的!ってとこは、今回はバッチリ。
サンゴの卵を貪り食うチョウチョウウオ はいなかった。
あれは楽しいんだけど、
神秘的を表現したい時にはちょっと邪魔だったり(笑)
水面は卵と精子で不思議な模様が出来上がっていた。
粘菌?とか思いながら撮影。
赤いのが卵。

コユビミドリイシ
一群体だけ産卵を確認。

タケノコミドリイシ(新称)
Acropora papillare Latypov, 1992
水深2mもないような極々浅瀬でタケノコミドリイシ、あるいは
マツカサミドリイシ?が産卵した。
この種はどうやら今回がピークのようだ。
これはこの10年で初めて確認!
ネットではタケノコミドリイシ自体が出てこないから
ほぼ誰も見たことがないサンゴの産卵に立ち会えたことになる。
だーれもいないのが、ちょっと寂しくもあり、
感動的でもある。
そうそう昨日今日と今年一の猛暑日。
そんで今年はハネアリがいない!
まだ家で数匹しか見ていない。
これも屋久島の風物詩として一応記録しておかなきゃ。
ではでは。