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屋久島ダイビング日記

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2022年 03月 05日

季節の移ろい。冬の楽しみ。

3月5日(火) 晴れ
北西の風 波1m
水温18,0℃ 透明度20m

お店の塀の上にジョウビタキがいました。
お腹がオレンジ色でスズメみたいな可愛い鳥。
うちの猫ちゃんに食べられないか心配です。
野原ではノビルが取り放題にぐんぐん成長しているし、
この数日は黄砂が来たり、
春のような暖かい陽気になったりと
季節の変化を強く感じます。
そうだ、ダイビングの問い合わせがチラホラありますが、
4月8日まではおやすみさせて頂いてます。

今年の海は水温がちゃんと下がった。
今日は18,0度。一週間くらい前は17,7度。
冬の水温が春以降の海藻の繁茂に影響を与えるのだろうとと
思うとなにやら楽しくもある。


水温の低下もありドライスーツで
潜っているから、あんまり泳げない。
そうなるとちまちましたダイビングになってくるんだけど
それがまた楽しい。
冬は腔腸類や微笑藻類の楽園!
そしてそれを捕食するウミウシや微細な生き物たち。

季節の移ろい。冬の楽しみ。_b0186442_05063286.jpg
ハマクマノミ
低水温でちょっと心配したけど
元気そうだった。
いや、動きが緩慢だったから元気ないのか!?
がんばれー!!

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ノウメア・ワリアンス
背景の八放サンゴやヒドロ虫が良いアクセント。
というのかテーマ。

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シロタスキウミウシ
じっと壁を見つめていると
ウミウシがたくさん見つかる。
冬は魚よりも無脊椎動物が楽しいかも。

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ヒロウミウシ
普通に見るとウミウシには見えない。
ヒドロ虫やその他刺胞動物などに紛れていて
巧みに生きている。


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陰日性のキサンゴの仲間
美しいなぁ。
光合成に頼らず日陰で獲物を捕まえて
暮らしているサンゴの仲間。
こんな健気な生き物をじっくりと観察できるのが
冬の良さだと思う。

季節の移ろい。冬の楽しみ。_b0186442_05061868.jpg
八放サンゴ・ムチヤギの仲間のポリプ
何かくっついてないかなー
と見たけど、なんもついてない。
そんなときはそのまま撮れば良い。
生き物たちはみな、存在そのものが美しい。


それではまた!



by yakuumi | 2022-03-05 05:47 | 志戸子


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