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屋久島ダイビング日記

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2009年 06月 17日

ドクウツボ怒りのアフガン!

【ポイント】  ゼロ戦    【 天気 】  晴れ       
【 水温 】  24~25℃  【透明度 】  25~30m  【 潮 】  長潮

真夏のような陽射しの中、今日もゼロ戦に行って来ました!ゼロ戦までは水面近くをゆっくり泳いで15分!結構遠いんです。でも最近は道中でウミガメやツバメウオに出会う確立が高くて移動中も楽しい!のんびりと青の世界を満喫できますね!まあ基本はボートだけど、ビーチからも行けます。

今日はなんと更に大当たりでツムブリの大群(200匹!?)に囲まれました!多分1、2分間だけだったけど随分長いこと僕の周りをクルクル回っていたように感じました。あ~気持ちいい~!!こんなチャンスなのにカメラには60mmマクロ、、、。でもある程度ツムブリを満喫した後は、諦めずに撮りましたよ。透明度が良いから撮れちゃうんですね~。

ゼロ戦では相変わらず独特の生態系が見られて面白い!今日のお目当てはまたしてもアカシマシラヒゲエビのクリーニングやスザクサラサエビなどの小さい甲殻類。

ある程度ゼロ戦周りの生物の観察を終えたら今度はゼロ戦の隙間に潜むヤドカリ!!ちょっとライトを照らすだけで紫色の足がキラリと光るハイセンスなヤドカリさん達がたくさん見える!喜び勇んでゼロ戦の隙間に手を伸ばすと、、、、、、、、、

「がぶっ!」

痛っ!!手を引き抜くと指から血がシュワ~っと立ち昇る。水中では血の色は赤ではなく気色悪い緑のような色になる。まるでエイリアンの血みたいだ。。。。い、痛い、、、。隙間を見ると大きなドクウツボがご機嫌斜めな顔してこっちを見てる、、、。どうやら住居不法侵入で罰せられたようだ。ごめんなさい(泣)でも酷い!痛すぎる!!う~ん、、、、。

でもせっかくゼロ戦まで遥々と来たから「はい、じゃあ帰りましょう」とはならない。まだまだ写真に撮りたい生物がいるんだ!と気合でファンダーを覗くと周りがモヤモヤする。これは、、、血か!!想像よりも深手を負っているようで血が止まらない。むむむむむ、、、

帰ろう。




ドクウツボ怒りのアフガン!_b0186442_18321241.jpgドクウツボ怒りのアフガン!_b0186442_18314882.jpg
ツムブリの群れ / ツバメウオ

ドクウツボ怒りのアフガン!_b0186442_18333822.jpgドクウツボ怒りのアフガン!_b0186442_18335393.jpg
スザクサラサエビ / クビナガアケウス

でも早めに引き返したのが功を奏して、帰り際にクビナガアケウスのペアを発見!!
噛まれた人差し指はまだ痛いから中指で必死に撮りました(笑)


陸で見ると傷は結構深い、それに一度止まった血がまた溢れるように出てきた!痛いよ~。
皆さんドクウツボには要注意!!(ヤドカリを取りに行かなければ大丈夫です)


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# by yakuumi | 2009-06-17 18:45 | ゼロ戦・漁礁
2009年 06月 16日

マクロも楽しい~!

【ポイント】  ゼロ戦 /  志戸子    【 天気 】  晴れ       
【 水温 】  25~26℃  【透明度 】  25~30m  【 潮 】  小潮③

今日も陽気は完全に夏!海に飛び込むのが気持ちいい~!!
透明度が昨日よりも少しだけUP!水の質が少し変わりました。これは黒潮が近くまで来ているということでしょうか?クラゲ類の浮遊物が少しだけ目に付いたのでおそらくそうでしょう。そろそろ黒潮の季節がやってきそうです!!!


マクロも楽しい~!_b0186442_21373346.jpgマクロも楽しい~!_b0186442_21375279.jpg
ツバメウオ / キンメモドキ

マクロも楽しい~!_b0186442_21382520.jpgマクロも楽しい~!_b0186442_2138403.jpg
アカシマシラヒゲエビ / ホワイトソックス(Lysmata debelius)

今日は久しぶりのゼロ戦!ゼロ戦までの途中では密度は低いけど20~30匹のツバメウオ群れに遭遇!皆立派な成魚で迫力満点。海底から立ち昇る光のカーテンの中を優雅に泳ぐツバメ魚にうっとりです。ゼロ戦には大きなアザハタが3匹住みついていてその周りには無数の小魚の群れがいてワイドで写真に撮るとカッコイイ!
でも今日の目的はゼロ戦の隙間に潜む生物をマクロで撮ること。アカシマシラヒゲエビ、ホワイトソックス
スザクサラサエビ、ニシキフウライウオ、フタイロハナゴイyg、スミレヒメホンヤドカリなどなど魅力の被写体が勢ぞろい!!
ゼロ戦はワイドも楽しいけどマクロも最高です。ここの生態系は独特で屋久島ではゼロ戦のみにしか生息が確認されていない生物も多い。あまりに楽しかったので明日もこよ~っと!


マクロも楽しい~!_b0186442_2305714.jpgこれはおまけのカスリカエルアンコウ。今日の調査を終了して夕方に息子(一路)を連れて浜辺に行ってきた。ちょろっと一路を海で遊ばせてすぐに帰ろうかと思ったら水深5cmのところでカスリカエルアンコウを見つけてしまった。それもよりによって3匹!!ってゆーか5cmってなに、、、。そのうち1匹はお腹が大きくてあからさまに産卵前!!これは、、、凄い!!一路を放置で夢中で観察&撮影開始。観察をしているうちにどんどん興奮と妄想が膨らんできた。一路を家に放り投げてまた観察を続行!気が付くともう夜の8時前、、、こんな水溜りみたいなところで2時間も俯いたまま動かないのって傍から見るとちょっと危ない?
陸からの観察だからエア切れはないけど流石に暗いしお目当ての産卵は見れそうもない。残念無念。。。明日も見にいこっかな~?これって調査のうちだろうか?もしくは趣味なのだろうか?悩ましいところだ(笑)


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# by yakuumi | 2009-06-16 23:14 | 一湊タンク下
2009年 06月 15日

ニタリ出現中~!!

【ポイント】  オツセ(仮称) /  ヨスジ漁礁    【 天気 】  晴れ       
【 水温 】  25℃  【透明度 】  25~30m  【 潮 】  小潮②

ニタリ出現中~!!_b0186442_19404144.jpg今日もいい天気で夏みたいな陽気!陸から眺める海は穏やかそのもの。海って広いな~なんてありきたりなことを思いながら西部行きのボートが出る永田港へ向かいました。
一本目のオツセでは調査のため深場まで一気に降りてきました。水深は40~45m。ガイドではなかなか行けないところではあるけれど深場の生態を知ってこそ浅場をしっかりとガイドができるというもの。
海底に降り立つと同時に他店のHさんが水中で 「ヒ、ヒハヒ~~!!!」 って甲高い声で叫んでいた。海中を見渡してみると二、ニタリだ~~!!どうも最近この辺ではニタリがウロウロしてるとのことだった。突然のことで写真は証拠写真にしかならなかったけど、カッコイイ~!なんとも言えないシルエットでした。水底では相変わらずアケボノハゼが多かった。じりじり浅場へ向かいながらクダゴンベやヒオドシベラ幼魚、タテジマヤッコなどを見てエキジット。


ニタリ出現中~!!_b0186442_19513046.jpgニタリ出現中~!!_b0186442_19521490.jpg
ニタリ / ヨスジ漁礁手前の砂地

2本目は漁港からすぐ近くのヨスジ漁礁へ!ここは漁礁周りだけがにぎやかで他は広い砂地が広がっているだけなので行動範囲はかなり狭い。でも見ごたえ十分な魚の群れがぐっと心を掴みます。群れの主役はポイント名にもなっているヨスジフエダイかと思いきや実はスジミゾイサキってあんまり他では聞いたことのない魚。これが何百匹と群れていてその中にヨスジフエダイやベンガルフエダイって、これまたちょっと珍しい魚が一緒に群れている。これだけの群れがず~っと漁礁周りをグルグルしているからあんまり動き周らずに楽しめて楽ちんです!それに今日はアオウミガメと居眠り中のアカウミガメも見れて満足なダイビングでした!

ニタリ出現中~!!_b0186442_20171730.jpgニタリ出現中~!!_b0186442_20172919.jpg
群れはほんの一部です / アカウミガメ


天気がいいと海も気持ちがいい!!
明日もまたダイビング日和になりそうです。


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# by yakuumi | 2009-06-15 20:28 | 西部
2009年 06月 14日

海中遺跡!?

【ポイント】  一湊クレーン下 (遺跡ポイント?)/ 一湊タンク下    【 天気 】  晴れ       
【 水温 】  25℃  【透明度 】  20~25m  【 潮 】  小潮①

海中遺跡!?_b0186442_20293448.jpg今日は晴れ。週間天気予報を見るとこの天気が当分続きそうだ。あれ?梅雨はどこへ。
今日は初めてポイントに潜ってきた!一応クレーン下というなんとも無愛想な名前がつけられているところ。しかしこれといった見所がないのかあまり賑わっていない。
それはともかく潜ってみると、確かに魚が少ない、、、でもエントリー口からずっと続く白い砂地がきれい!一番の見所は、昔大きな桟橋でもあったかのようなところなんだけど今は桟橋のぶっとい円柱状の柱が何本かあるだけ。その柱は水中から水面まで突き出している。周りには幾何学的なコンクリートが散らばっている。
これは、、、まさか、、、海中遺跡!!?
なんてことはないけど見ようによっては遺跡っぽい雰囲気の場所だ。よしここはかってに遺跡ポイントと呼ぼう!?マクロ生物は全然いないのであまり調査にはいかないだろう。


続いてタンク下へ。久しぶりの沖合いまで出てみた。以前ここでミズタマウミウシやツノザやウミウシをみているし。ヤクシマキツネウオの幼魚なんかも多いところだ。そして情報では日本で見られるイトヒキベラがほとんど見れてしまうイトヒキ天国でもあるらしい!
ってことはクジャクベラやトモシビイトヒキベラなんかもいるのか!?べラにはあまり関心がないけど、それはさすがに見てみたいな。

で最初のうちは泳いでいる魚を注意深く見ていたけど気が付くとコケムシを丹念にチェックしてる自分がいる。うっ、、、つい地が出てしまった。水深30mオーバーでコケムシは探しちゃまずい!

海中遺跡!?_b0186442_20563587.jpg海中遺跡!?_b0186442_20565549.jpg
ツノザヤウミウシとカンナツノザヤウミウシ / 極小カンナツノザヤウミウシ(2mm、、、)

はっ!しまった!!気が付くとゴミと間違えそうな2mm程度のカンナツノザヤを夢中で撮影してる。それ自体は発見だけど目的が違~う!
でようやくもう一つの目的だったアカホシカクレエビの仲間を発見!良かった~。これはまだ和名のないエビちゃん!イソギンチャクの周りでフワフワしててかわいい。このアカホシカクレエビの仲間(Periclimenes holthuisi)は屋久島で発見されるまで国内での報告例はなく結構注目のエビちゃんだ!でもここではうじゃうじゃ見られるから他の地域で見られないのが不思議だ。

海中遺跡!?_b0186442_2194460.jpg海中遺跡!?_b0186442_2195730.jpg
Periclimenes holthuisi / ミナミハコフグの幼魚


で結局何だかんだしてるうちにベラのことは忘れてしまった、、、。まあいいか。









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# by yakuumi | 2009-06-14 21:14 | 一湊タンク下
2009年 06月 13日

海中散歩

【ポイント】  一湊タンク下    【 天気 】  曇りのち雨       
【 水温 】  25℃  【透明度 】  20~25m  【  潮 】  中潮④

梅雨らしくうだうだとした天気が続いてますがアジサイが綺麗に咲いているのを見るとこの季節もいいなと思えます。雨の島、屋久島。そんな風にも言われるけど平野部では意外と雨は降らないものです。

海はここの所ず~っと穏やかでエントリーが楽々。今日もベタ凪で透明度も25mくらいはあるので快適なダイビングができました。

今日もチェックは一湊タンク下へ。毎日同じ場所に潜ることのいいところは、毎日同じ魚にあえること!昨日見つけたイロブダイの幼魚はどうかな~と思って近くに行ってみると、いたいた!相変わらずクルクルとかわいい。横にはブラジル代表のロナウドみたいな顔をしたコクテンフグが今日も居座っていた。口内保育中のジョーの巣穴を2つ確認して、同じく抱卵中のモンハナシャコを確認して、背景の綺麗なところに住むいつものカンザシヤドカリをチェックして、、、。

この広い海の中で毎日同じ生物に会えるってなんだか不思議。ちょっと海を知ると広い海の中でもたいていの生物はごく限られた範囲でしか行動しないことに気が付く。そうすると海の中でも毎日顔なじみの生物に会うことができて、別れ際には、じゃあまた明日ね!ってかってに次会う約束をしてその場をさることができる。海の中を散歩するってそういうことを言うんじゃないだろうか?

あれ?じゃあ今日のダイビングはネタチェックじゃなくてただの海中散歩だ、、、。

そうそう砂地ではシマオリハゼやヤツシハゼ属の1種なんかも見られています。



海中散歩_b0186442_16145441.jpg海中散歩_b0186442_16152059.jpg
キンチャクガニ / ハナヒゲウツボ
屋久島のハナヒゲウツボはかなりいい奴!僕自身は沖縄なんかで見たことがないから知らないけどお客さんの話では近づくとすぐに引っ込んじゃうらしい。でも屋久島のハナヒゲは全然引っ込まない!それどころか近づくと威嚇される。。。だから観察も撮影もしやすい。

海中散歩_b0186442_16155847.jpg海中散歩_b0186442_16161062.jpg
カエルアマダイ / ヒメイソギンチャクエビ

口内保育のジョーの子どもたちはスクスク?ヌクヌク?成長中!黄色く見える栄養の袋がなくなったらハッチアウト狙いはじめよっと!

 


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# by yakuumi | 2009-06-13 16:24 | 一湊タンク下