2009年 06月 12日
【ポイント】 一湊タンク下 【 天気 】 曇り 【 水温 】 25℃ 【透明度 】 20~25m 【 潮 】 中潮③ 今日は珍しく早朝からネタチェック。伊豆にいた頃は毎日5時半起きで仕事前にネタチェックをしていたのに、こっちに着てからはすっかりご無沙汰していた。やっぱり早朝は気持ちよくていいですね~。と、いっても実は9時エントリーだから早朝と呼ぶには遅すぎるか、、、。 天気は今日も曇りでどんよりとしていたけど海はいつも通り穏やか!透明度も変わらずに20~25mくらい見えていたので上々です! アオリイカ群れ / コクテンフグ エントリー口の水面下ではここのところアオリイカの子供が20~30匹くらいで群れていることが多い。アオリイカの透き通ったボディーと水面に揺らめく光の模様とがいつ見てもキレイ!でも写真に撮るのは大変。水面下で息を殺して近づくのはちょっと危ないし浮力のコントロールが難しいんです。 同じくエントリー口近くにはカモハラギンポが複数で見られていて今日も求愛を盛んにしていた。空き缶に出たり入ったりしながら相手に全身を使ってのディスプレイ。なかなか見ごたえがあるのでつい長居してしまいそうになるけどここはまだエントリー口、、、先に進まなきゃ。 浅場の転石地帯では春から伸びだしたミルの仲間が茂っていて小さな林みたいになっているんだけど、そのなかで気持ち良さそうに眠るコクテンフグがいた。寝起ているのを邪魔しないようにそ~っと近づいて行ったけど1枚写真撮ったら逃げちゃった、、、ごめん! イロブダイ幼魚(1cm) / ハタタテハゼ そしてこれが初めて見るイロブダイの幼魚!!4~5cmくらいのサイズの幼魚はよく見てたけど1cm程度ののチビは初めて!!4~5cmの奴らは動きが早くて全然撮れないのに1cmサイズだともう楽々で写真撮れちゃう!ゆっく~り、とクルクル回転しながら目の前を行ったり来たり。岩に付く着生物をむしゃむしゃ食べてはクルクル。 う、、、、かわいい。これがあのブサイクなブダイになるとは信じられない。実はブダイにならないんじゃないか!?と思って良く見てみるとブダイ特有の鳥のクチバシみたいな歯がみえる、、、やっぱりブダイになるのね。 屋久島ダイビングライフ 【Home】 #
by yakuumi
| 2009-06-12 22:24
| 一湊タンク下
2009年 06月 11日
【ポイント】 一湊タンク下 【 天気 】 曇り 【 水温 】 25℃ 【透明度 】 20~25m 【 潮 】 中潮② 今日は一日中ぐずついた空模様でしたが雨はほとんど降らずに曇り。風は弱く海は今日も穏やかです! さて昨日に続き今日もタンク下のネタチェック!今日こそは沖にど~んと行って深場のネタを探そうと思っていたのに相変わらず愛しのジョーフィッシュにつかまってしまい何だかんだで1時間、、、。だってかわいいんだもん、、、、。ジョーフィッシュの口内保育期間は約2週間程度あるらしく、今のこの状態は1週間くらいかな?はやくハッチアウトしないかな~。まだまだジョーから抜け出せなそう。 カエルアマダイ / ヒメウツボ ようやく沖に出ると、昨日見たヒメウツボが珍しく岩陰から身体を出してました。ヒメウツボは柏島あたりでゴールデンイールモレイと呼ばれてチヤホヤされているとの情報をもらったので、喜んで撮影させてもらった。僕も結構ミーハーなんです(笑)確かに小さくて美しいウツボだ!! その近くにはハダカハオコゼや抱卵したモンハナシャコ、アオスジテンジクダイ、ユカタハタ、アマミスズメダイygなどがいて見ていて全然飽きない。水深20mとはいえ浅場で長くいすぎたせいで、すぐにダイコンがピーピーとわめき出す。帰り際には大きなアカウミガメやアザラシみたいな大きなアラレフグなどに出会って気分上々のエキジットでした。 ウミウシカクレエビ / アオハナテンジクダイ 透明度は程々にはいいんだけど白濁りがなかなか取れない。はやく突き抜けるようなブルーをみたいな~。 あっそうだちょっと悲しいことに長らく観察していたクマノミ(数日前のログ参照)の卵が突然消えた!!昨日書こうと思ってたんだけどショックで忘れてた。まだ産卵から数日だったのでハッチアウトするはずがない、、、。産卵床はそのままあったから誰かに丸っと食べられてしまったのだろうか、、、。まさかニモの映画みたいにバ、バラクーダが食べたのか!!?そう言えば今日も一匹だけいたな、、、、、、、、。 屋久島ダイビングライフ 【Home】 #
by yakuumi
| 2009-06-11 21:47
| 一湊タンク下
2009年 06月 10日
【ポイント】 一湊タンク下 【 天気 】 雨 【 水温 】 25℃ 【透明度 】 20~25m 【 潮 】 中潮① ようやくの梅雨入り。雨です。ここ最近は全くといっていいほど雨が降っていなかったので農家の皆さんはさぞ喜んでいることでしょう。空はやや暗かったけど海は今日も穏やかでダイビング自体は快適でした~!ただ、ド干潮だったのでエントリー口が崖みたいな状態でちょっとつらい。 午後からいつも通り一湊タンク下に入りネタチェク。最近は浅場でじっくりと調査していたので、久しぶりに沖のほうまで行こうと思っていたけど、いつも通りジョーフィッシュに捕まってなかなか沖までいけない、、、。 深場タイプのジョーフィッシュ / ヒメウツボ 前も書いたけど今タンク下には普段30m以深に多い深場タイプのジョーフィッシュが浅場にいてしかもつい最近口内保育までした!その口内保育のシーンを撮りたくて何度か通っているけど巣穴にこもってしまって全然写真に撮れない。逆に近くにいる雌と思われる個体は、ちょっとプレッシャーをかける(指を近づける)と口をガパッと開いてめちゃくちゃ威嚇してくる!これがあまりにも面白いもんだからついつい長居してしまう、、、。ジョーフィッシュは口内保育をするから大口を開ける理由は分かるけど口内保育は雄の仕事だ。雌までこんなに盛んに口を広げるものなんだろうか?だいたいこの隣り合った2匹同士で体色にそれほど違いがない。浅場のジョーなら見れば雄か雌か分かるほどには違うのに、、、?まだまだ観察の必要がありそうだ。 で、ようやく沖の方に行ったけど、あんまり時間がなくハタタテハゼやハナヒゲウツボ、ハダカハオコゼなどの定番種をチェックするにとどまった。でも写真のヒメウツボは初めて写真に撮れたので良かった~!ってかウツボなのにキレイ過ぎ! パンダダルマハゼと卵 / コブカラッパ?yg 安全停止する辺りではパンダダルマハゼとその産卵床や久しぶりのカラッパに大興奮だった。 明日こそはもう少し沖の方まで行こう。 屋久島ダイビングライフ 【Home】 #
by yakuumi
| 2009-06-10 22:04
| 一湊タンク下
2009年 06月 09日
【ポイント】 志戸子タイドプール / 一湊タンク下 【 水温 】 25℃ 【透明度 】 20m 明日から本格的に梅雨に入るようですね。一月に35日雨が降る島と表現されてしまう屋久島。それが一体どれほどのものかこれから確かめられそうです。今のところ雨に関しては伊豆にいたときと変わらない。 さて昨日に続き今日も午前中は志戸子のタイドプールへ。今回はロウソクギンポの生態観察が目的だったんだけど今一掴みきれずに終わった。言えることは婚姻色の派手さと求愛ダンスの面白さ。これほどまでに手軽に面白いシーンが見れてしまうなんて、、、。タイドプール恐るべし。引き続き調査しよう。 ロウソクギンポ / スベスベサンゴヤドカリ 午後からはホームグランドの一湊タンク下へ。今日もジョーフィッシュの口内保育やモンハナシャコ、空き缶で卵を守るカモハラギンポなどを観察したり写真を撮っているとストロボが電池切れ、、、、。意気消沈して残圧140残してエキジット。しかしこのままでは終われないので準備をしなおしてもう一度エントリー。充電に時間がかかったのと路線変更をしたので時間は7時20分もう日没直前だ。前回ヒメテグリの産卵をみたので今日もなにか面白い生態が見れないかな~とスケベ心丸出しで泳いでいるとすぐに怪しい動きをするキリンミノカサゴのペアを発見!雌のお腹を見るとパンパンに膨らんでいるし産卵口も突き出てる!!これは結構産卵まで見れる確立は高いんじゃないだろうか!? しかし問題が、、、「ミノカサゴの仲間の産卵は命がけ!」そんな言葉が頭をよぎる。というのもこいつらは産卵直前になるとペアで沖のほうにず~~~~~~っとず~~~~~~~~~~~~~~~っと泳いでいって水底から水深を10m近くも上げながら産卵する。そんな風に記憶していた。 日没直前で辺りは薄暗いこれから沖まで泳ぐことを考えたらちょっと怖気づきそうにもなったけど意を決してキリンミノと心中するつもりで観察を始めた。すると15分後にあっけなく産卵。え~、、、おいおい。しかも20mくらいしか移動してないし水底から30cmくらいしか上昇してないし!!!あまりにも予想外のタイミングだったので一番重要なシーンを写真に撮り損ねた。。。 小さいメスの後を追いかけるキリンミノカサゴの雄 / 産卵のために寄り添って上昇を開始 産卵&放精 / 生み出された2つの卵塊 心中する覚悟を決めて望んだのにあまりにあっけなく産卵したのでちょっと拍子抜けしたけど沸々と感動が沸き上がってきた。やっぱ生態ものは感動の幅がでかい!!屋久島は伊豆みたいに潜水時間の規制がないから生態派ダイバーにはたまらないところだ。サンセット・ナイトダイビングにはまりそう。。。 屋久島ダイビングライフ 【Home】 #
by yakuumi
| 2009-06-09 23:35
| 一湊タンク下
2009年 06月 08日
【ポイント】 志戸子タイドプール / 一湊タンク下 【 水温 】 24~25℃ 【透明度 】 20m 屋久島に来てこれは絶対探してやると思っていた生物がいくつかあったんだけどそのうちの一つが消化できた!既に6~7個体は見ているし一昨日はペアリングしていたのでここで繁殖しているのだろう。 2点ともカスリカエルアンコウ 左の写真でどこにいるか分かりますか?満潮時で水深2m干潮時では水深20~50cm位になるようなタイドプールとも呼べないくらい浅い環境で手ごろな石をゆっくりと引っくり返すとヒラメみたいな感じで地面にへばりつくようにいる。初めて見つけたときは「ちょっと変わったシタビラメがいるな」と思って良く観察したらそれがカスリカエルアンコウだった。いくらカスリカエルアンコウを探していたとは言えまさかこんな場所にはいないだろうとほぼ諦めてヤドカリ探しにシフトチェンジした時に見つけたからなおさら驚いた!屋久島はカエルアンコウの仲間が少ないし定期的に観察できるようなものはほとんどいないのでこれは貴重な発見になりそうだ。そもそも屋久島では初記録らしいのでそれもまた嬉しい!ベニカエルアンコウに近い種のようだけどベニカエルを散々伊豆で見たものにとっては間違いようがないくらい生息環境も形態も違う。もし見たい方は行ってください。水深30cmのバリバリのサーモクラインのなか、頑張って探しますよ、、、。(今日はあまりにもサーモがきつくて探せなかったので写真は先月撮ったものです) で続いて今度はちゃんとしたタイドプールへ。えっまともにダイビングしろって??そんな声が聞こえてきそうだけどそうはいきません。なんせ屋久島に来た理由を良く尋ねられるけどそのうちの一つは間違いなくタイドプールの存在だからだ。 ロウソクギンポ / イチゴミルクウミウシ 水深が2mくらいあるタイドプールではスノーケルをつけてウェイトを普段より3~4キロオーバーに付けて潜る。じゃないと浮いちゃって写真は撮れない。志戸子のタイドプールは初めて入ったけど楽しい!!なんせ畳1,5畳程度のところでうっかり2時間近くも遊んでしまった、、、。(いやいやこれも仕事です!!)特に良かったのはギンポの仲間タイドプールには10種近くのギンポ類がいるようなのでギンポ好きにはまさに天国のような場所です。ギンポ、ヤドカリ、カサゴ、スズメダイyg、ウミウシなどなどタンク無しでも十分に楽しめちゃいます!!日程に余裕のある人は是非タイドプールも行きましょうね~。ほぼ放置になりますが、、、、。 そうそう以前からず~っと夢見ていた理想的なカット(に近いもの)が撮れた!今日にもブログにアップするので見てくださいね~。 「いたるの海の深みに至るまで」 でようやくホームグランドのタンク下に潜りに行ったんだけどタイドプールで遊びすぎたので(いやいやだから仕事だって)昨日の残タンで浅場のネタチェック。 カエルアマダイ抱卵 / ウミウシ(なんだろうこれ?) 浅場に専念したのが良かったのかジョーフィッシュの口内保育を2箇所で確認!しかも1個体は深場のジョーが浅場で口内保育!!これは凄いかも。。。深場のジョーは普段30mくらいから見られるんだけどそれが随分前から1個体だけなぜか浅場にいたから気にして観察してたら昨日は2個体になってた!しかも口内保育ってってここで繁殖するきか!!?まあ浅いから個人的には嬉しいんだけどそれでいいの?ねえ、、、。写真はノーマルのジョーフィッシュの方。深場のジョーはシャイなのか抱卵状態では巣穴から顔を出してくれない。 あとは普通にいると言われていたけどなかなか見つからなかったカンムリベラygをようやく確認。 これからまた観察に追われそうだ。。。。 屋久島ダイビングライフ 【Home】 #
by yakuumi
| 2009-06-08 18:56
| 志戸子
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